個人面接の概要



2次試験で行われる面接は、受験者1人対面接官2〜4人の個人面接です。

どの自治体でも、近年面接試験のウエイトはとても高いです。(人物重視の傾向はこの先変わりません)

ちなみに神奈川県では、面接の得点は2次試験の7割を占めます。(実技試験がある教科は5割)

筆記試験のように短い期間では対策が難しいそうな面接ですが、対策方法はあります。(詳しくは後ほど)

その前に面接の基本的な事項、ポイントについてまとめます。

面接のスタイル

時間:15〜30分
面接官:2〜4人(管理職、委員会、PTAなどから構成)

質問の方法

 一問一答法  はい、いいえや、短い単語でで答えられる質問。
→短時間でその人についての情報を得る

「スポーツは好きですか?」「休日は何をして過ごしていますか?」

短く答えて、そのあとに補足説明を加えると良い。
 フリースタイル法  自由に答えさせる質問。
→人柄、考え方、理解力、論理力、コミュニケーション力を見る

「教員を目指したきっかけは?」「子どもに伝えたいことは何ですか」「自己PRをして下さい」

一番伝えたいことを先に述べる。後で肉付けをすると良い。前もって準備が必要。
 圧迫法 いやなツッコミ、意地悪な質問 
→わざと意地悪な質問をして、困難に直面した時の対処の仕方を観察

「あなたは○○の(違う校種)教員の方が向いてると思うけど」「言ってることが矛盾してるよ」

わざと圧迫してるのだと、冷静に対処する。逆ギレしたらおしまいです。
 モンスターペアレントの対処なども見てるのかも知れません。

面接する側が評価したいこと

・第一印象 (身だしなみ、落ち着き、品位、健康的、発声、姿勢)
・コミュニケーション能力 (質問の意味を正しく理解、答えを分かりやすくのべる)
・教員としての資質 (子どもへの愛情、教科への熱意、目標、謙虚さ、向上心)
・社会性 (協調性、広い視野、冷静さ、リーダーシップ、寛容性、場の流れを読む)


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個人面接の対策


私は面接が大の苦手でした。

普通の会話ではスラスラコミュニケーションできるのに、いざ面接ってなると、ダメなんですよね。

そんな私がとった対策方法を紹介します。(オーソドックスな方法ですが)


面接カード、自己アピール書などの書類をしっかりと完成させる。
面接時の基礎資料になりますから、しっかり作成します。面接の時に聞いて欲しいことを書きました。

面接本番では、面接カード、自己アピール書を中心に質問が飛んできました。

記入したことはどんなツッコミがきても良いように、事前に回答の準備をしました。

逆に言えば、うまく説明できない、自信をもって語れないことは書かない方がいいです。

自己アピール書ですが、何度も職場の先生方に見て頂きました。

我ながら完成度の高い自己アピール書であったと思います。(これも他の人に見てもらったおかげです)

論文も自己アピール書も、提出する文章は必ず誰か(複数)に見てもらった方がいいです。
面接ノートを作る。
面接試験で聞かれそうなことを調べ、(ネットで「教員採用試験 面接」で検索すれば色々出てきます)それについて自分なりの回答を考えました。

私は当時学校現場で働いていたので、教科指導、生徒指導関連の質問に対しては、それなりに答えることができたと思います。

大体80個くらいの想定質問に対して、回答を考えました。

その際注意したことは、回答を文章化しないということです。

あくまで単語の羅列、メモ程度にします。そうすることで、とっさの文章構成力を鍛えることが出来ます。

文章で丸ごと暗記してしまうと、一つ単語を間違うだけで、パニックになります。

さらに、セリフの棒読みのような印象を持たれかねません。

よって面接ノートの作成時は、回答は単語、単語で書いていった方がいいです。
面接の練習をする。

数をこなすことはとても大事です。

その中での修正、修正の繰り返しで面接時のコミュニケーション力は鍛えられていきます。

私は、同じ教員採用試験を受ける仲間、母校の校長先生、また、勤務校の校長、副校長、生徒指導主任、進路指導主任など、多くの人から模擬面接をやって頂きました。

本当に忙しい中お付き合い頂いて、感謝の念で一杯です。想定質問なども考えて頂きました。

おかげさまで、模擬面接をこなすにつれ、自信もついてきました。

とにかく、模擬面接をすることは必須だと思います。(私のように面接が苦手な人間にとっては特に!)

母校の校長にお願いするときはとても緊張しましたが、夏休み中と言うことも合ってか、快く引き受けて頂けました。

客観的に評価してくれる人なら誰でもいいと思います。是非パートナーを見つけて、練習に励んでください。


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面接へ向けてのアドバイス



多くの方と面接を練習しながら、色々なアドバイスをもらいました。

それらを紹介します。(思いつくまま列挙します)


声を気持ち大きくする。第一声は特に元気良く。
意外に自分では気付かないものですが、声が小さいと言われ続けました・・・。
子どもたちが、面接官の後ろに大勢いると思って話をしなさいと言われました。
所作のマナーはしっかり守る。
入室から着席、起立から退席までの動き方はみっちり練習しました。

ドアの開け方、礼の仕方(15°と30°の2通り)、目線、歩き方、気を付けの仕方、着席の仕方などです。

個人的には軽視していた部分だったのですが、これがしっかりできると、自信になったのか、面接の受け答えでも堂々と対応できました。

ちなみに、口をすっぱくして言われたのは、「第一印象が最重要。面接は初めの2分できまる!」でした。

ゆっくり、落ち着いて、元気良く。礼の仕方は何度も練習しました。(はじめのうちはヨロッとしてたのが、何度も練習するにつれ、堂々と落ちついて出来るようになりました。)

着席までの所作が立派だと、その時点で面接官の中に良いイメージが出来上がってるそうです。
目線を落とさない。
「目は口ほどにものを言う」です。

しっかりと面接官の方を見て、ハキハキと答えましょう。

目線を外す人は、自信なさげに見えるようです。

聞くときの目つきも大切ですね。

私は、考えているときに伏し目がちになるのが癖だったので、練習で直す努力をしました。
回答は短く簡潔に。
これが一番大切です。私が合格できたのも、これを意識できたからといっても過言ではないです。

小泉元首相のぶら下がり会見を覚えてますか?

あの短く、端的なコメントは、内容はともかく、とても分かりやすかったですよね。

面接でも、とにかく聞かれたことに短く答える。

これが一番のポイントです。

例えば、「教員を目指したきっかけは?」と聞かれて、

「私は小学生の時から歌がとても好きでした。毎日放課後、歌の練習をしていたのですが、その歌を聴いて褒めてくれたのが担任の先生でした。私はとても嬉しくなり、さらに頑張ろうを練習に励みました。毎日歌を聴いてくれ、応援をしてくれました。先生のおかげで、私は歌を続けることが出来ました。人の人生に影響を与えられる教師の仕事に魅力を感じています。」

と答えるより、

小学校の時に出会った、担任の先生の影響です。私は小学生から歌が好きでした。毎日放課後、歌の練習をしていたのですが、その歌を聴いて褒めてくれたのがその担任の先生でした。私はとても嬉しくなり、さらに頑張ろうを練習に励みました。毎日歌を聴いてくれ、応援をしてくれました。先生のおかげで、私は歌を続けることが出来ました。人の人生に影響を与えられる教師の仕事に魅力を感じています。」

と答える方が聞きやすい、分かりやすいですよね?

初めの例は第一文が質問に答えていません。結論が最後にきているのですが、それだと、途中で間延びしてしまうのです。言っている方も何がなんだか分からなくなっていきます。

とにかく、聞かれたことに短く答える。そのあとで説明はいくらでもして良い。これが鉄則です。
相手の質問をまずは理解する。
もし、聞き取れなかったり、何を聞いているのか曖昧で理解出来なかった時は、「もう一度お願いします」などと言ってもう一度聞き直す方がいいです。

この聞き直しで減点されることはまずありません。

むしろ、わからないまま面接官の質問を勝手に翻訳して答えてしまうと減点されます。
正直に。

自分にとって不都合なことをきかれても、ごまかさず、正直に答えましょう。

たとえば、「○○県の教育政策で知っていることを3つ教えてください」

といわれて、知らなかったら、「勉強不足で申し訳ありませんが、わかりません。今日帰ったら、調べておきます。」などと言って乗り切りましょう。

とにかく、ごまかし、知ったかぶりは×です。

面接の対策本も紹介します。


30秒アピール面接  一ツ橋出版

30秒(150字の原稿)で的を得た回答をするためのノウハウがつまっています。

想定質問100項目について背景知識、アドバイス、回答例が2つずつ収録。

個人的には、質問の意図を読み取る訓練になる「こんな質問では?」という構成がとても役に立つと思います。

 

例)これからの学校はどうあるべきだと思うか→今の学校や教師が抱える問題は?



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