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教員採用試験『集団面接』の対策はコレ。実施方法・内容・コツなど紹介

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教員採用試験では集団面接が行われる自治体も少なくありません。この記事では、集団面接の概要や対策法について紹介しています。

集団面接の実施方法と内容

近年の教員採用試験では、人物評価重視型です。

つまり、1次試験でも人間性や協調性、コミュニケーション力などを見るために面接を課す自治体もあります。

集団面接(討論含む)は、ここ10年ほどの教員採用試験では多くの自治体で実施されています。

一般的な集団面接の実施方法を紹介します。

・受験生の人数は5~7人で、面接官に対して一直線上に座る

・面接官は2~3人(タイムキーパーが含まれることもある)

・時間は20~40分

・面接官が質問し、並んでいる順や指名順に一人ずつ回答する場合が多い。また、挙手によって回答させる自治・体もある。

・受験生によって質問が変えられたり、逆に同じだったり、時間制限があったりする。

・質問内容は、・自己PR

・教職に関する一般的な質問
(信頼される教師とは、教師の素質、一番大切な教師の仕事、人権教育とは、障害児教育について、など)

・場面設定質問
(朝食を食べてこない生徒にどう対応するか、ホームルームで生徒間で意見が割れたらどう対応するか)

の3つに大きく分かれてくる。

こんな自治体もあります、

・受験者5人、面接官2人(一人はタイムキーパーと、メモ係)、時間は約20分

・全員に共通の質問、個別の質問がある。

・当てられる順番はAからE順、EからA順、アトランダムの三種類。

・答える前に、考える時間が与えられる質問があるが、それ以外は即答。

・30秒で答えるという設定がある。(30秒は意外に長いです)

・質問内容は教職に関する一般的な質問と場面設定質問で構成。

過去の質問内容

●共通質問
教師を目指そうと思った理由
今日、会場に来るまでに起こった出来事を生徒に話すつもりで答えろ。
教師に必要な素質

●個別質問
職業教育について考えること
人権教育について考えること
特別支援教育について考えること
食育について考えること
毎日遅刻してくる生徒にどう対応するか
授業中に携帯がなった。どう対応するか
授業をさぼっている生徒に廊下で遭遇した。どう対応するか。
先生だけに話したいことがあると言われた。どう対応するか。
職員会議が始まる時に、生徒から悩みを聞いて欲しいと言われた。どう対応するか。

実施の概要が掴めれば、何をすればいいのかが分かってくることでしょう。

集団面接は、基本的に受験生を相対的に、そして短時間で人間性をチェックすることを目的としていると言っていいでしょう。

質問に対して、端的に自分の考えをまとめて回答していくことがポイントです。

中には、素早い判断が必要なもの、よく考えないと回答できないもの、知らないと答えられないものなど、様々な質問があります。特に「学級日誌にある生徒の悪口が匿名で書かれていた。どう対応するか」などというような場面設定質問は、日ごろから似たような事項を色々と考えていないと対応できません。
(そういった意味でも、臨任、非常勤で現場で働くということは有利ですね)

具体的な対策としては、やはり日ごろから教育について考える癖をつけることだと思います。

そして、それを自分の中だけで消化しないで、周りの人たちと考えを交わすことも大切ですね。

その上で面接ノートを作って、自分の考えをまとめていくことをオススメします。

また、自分の意見をはっきり言えるように模擬練習をしておきましょう。大きな声でハキハキと、簡潔に分かりやすく。子ども達が面接官だと思って元気に臨んでくださいね。

集団面接の勉強法、対策は?

私の集団面接の勉強法、対策を紹介します。

私は臨時任用職員として現場で働いていたので、場面設定質問はそれなりに答えることが出来ました。日ごろ、ベテランの先生とそういった話題について相談をすることも多かったです。

また、面接で聞かれそうな質問をノートにまとめて、それに対して自分の回答を考えていきました。

集団面接については、練習なども特にしませんでした。

しかしながら、本番では緊張してしまい、話がうまくまとめられなかったりすることもありました。

他の受験生がハキハキと分かりやすい回答を行っていたので、余計に緊張してしまったのです。

はっきり言って、集団面接では失敗したと思っています。内容はともかく、伝える技術が未熟でした。
(このおかげで、2次試験の個人面接へ向けての課題点が浮き彫りになり、結果的にはよかったと思います)

それでも1次試験は突破できました。

よって、1次試験の中の集団面接の位置づけは、『教員、社会人としての最低限の適性を見る』ことだと予想しています。

「点数は良いが、この人は教員には向いていない」という足きりに使われているのでは・・・、と思います。

過度に緊張することはせず、足切り程度と思ってリラックスして臨んでください。




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