最初で最後の教育実習!



先生を目指す人は誰もが経験する教育実習。

教育実習は、初めて先生(子どもにとっては立派な先生です!)として学校現場で生活できる素晴らしい機会です。

今までは、机上でしかなかった教育観というものが、生身の生徒達と接することで、ようやく「これが教師の仕事なんだなぁ」と実感を帯び始めてきます。

そして、全ての人にとって、その学校での実習は一度きりです。その一度きりの経験は、今後の教師生活を大きく左右すると思います。

大学生の頃、大学の「教職通信」という機関誌に私の教育実習総括(実習ノートの1ページ)が掲載されてしまいました(汗)

お恥ずかしい文章ですが、実習のイメージが少しは伝わると思うので、以下に載せます。


 教職を唯一の目標とする私にとって「教育実習」というものは一種の憧れであり、同時にとても大きな存在であった。そんな教育実習が一昨日をもって終了してしまったという事に対して、何か不思議な感じをを覚えると同時に、やり遂げた事に誇らしげな気持ちを隠せないでもいる。

 教育実習生、それは半分生徒で半分先生(英語でもStudent teacher)という経験をすることが出来たこと、初めて生徒としてでは無く、「学校」という場で生活が出来たこと、本当に有り難い経験をさせて頂いた。その中でも、生徒達との触れあいが何よりも貴重であった。教育実習の中でもこれが一番楽しかった。ホームルームの歌声の時間で、自分自身そんな上手ではないのに、偉っそうに指導をしたり、
昼食時、何か共通の話題を探りながらも、楽しく会話をしたり、休み時間、男子とムキになってバレーボールをしたり、放課後、バスケット部の練習に生徒と一緒になって参加したりと、生徒のみんなに支えられながら2週間、背筋をのばして堂々と過ごすことができた。3組のみんなと毎日交換した「個人ノート」だが、これを読む時間は本当に楽しくて、一つ一つ、プレゼントの箱を開けるようにして読んだが、それは実際にプレゼントであった。これによって、生徒一人一人の興味や関心、性格、現在の心情などを察することができたと思うが、何より、私が出したテーマに沿って一生懸命書いてくれたことが嬉しかった。更には、授業実習のアドバイスも教えてくれたし、私の授業の客観的な感想を聞くことができたのは、個人ノートならではだっただろう。
 
 授業実習であるが、例えば同じ授業を複数のクラスにまたがってやるにしても、ばらつきが感じられたりしたこと、若干アドリブに任せてしまった事がやはり今でも気になっている。授業実習後、毎回A先生(指導教諭)から頂くご指導はこの上なく貴重なものであった。自分では決して気付かないであろう問題点を一つ一つ丁寧にメモして頂いたり、状況にあった的確なアドバイスを頂けたりと、私は指導を受けて反省すると同時に、次への自信にもなった。もう、自分の授業について指導を頂くということは滅多に無いであろうから、この度A先生並びに研究授業に脚を運んで頂いた多くの先生方から頂いたご指導はしっかりと頭に入れて、今後、授業をする上での基盤にしようと思っている。多くの先生方のあのお言葉のおかげで、自信がついたと感じている。良いスタートが切れたと思う。後押しをしてくださった先生方、生徒のみんなに感謝したい。

 実習そのものは多くの実を実らせて終えることができた。しかしながら、期間中一番苦労したのは教案作りであった。特にティームティーチングの授業案は作り上げるのに時間がかかり、実際の授業も思うようにいかなかった。また、この2週間で自分の事務処理能力の無さというものを痛感させられた。部活動終了後、職員室にて、教案作り、日誌作り、授業のプリント作成などをやらせて頂いたのだが、いつも時間が遅くまでかかってしまって、A先生にはご迷惑をおかけしてしまった。いつも最後までつき合ってくださったK先生にも頭が上がらないでいる。いつか、あんな事もあったねと笑いとばして頂けるよう、教師に見合った事務処理能力を身につけようと思う。

 この2週間、「さぁ頑張るぞ」などと自分で気張っていたが、結局、夕方までは生徒から活力を分けてもらい、夕方からは職員室で先生方から励まされて実習を送ることができた。私はつくづく幸せ者であると思う。実習を終えて、改めて教師への志を強くすることが出来た。天職は教職だと確信した。少なくともそう信じたい。来月の採用試験に向けて全力で頑張ろうと思う。F中の生徒のみんな、先生方から頂いた情熱に応えるためにも。(了)


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これから実習を控える方へのアドバイス



実習の前に

教育実習本番の前に、事前打ち合わせの機会を確保しましょう。
  (おそらく大学側からもそう指導されると思います)
実習校独自の指導法や計画があるので、しっかり説明を受けた方がいいです。

特に教科指導法に関しては十分に打ち合わせをしておきましょう。使用教科書を確認し、実習期間にあたる単元を押さえて予習をしておきましょう。

そして一番大切なことは、担当クラスの名簿とクラス写真のコピーをもらい、事前に名前を覚えておくということです。

可能であれば、実習の一年前くらいから、家庭教師か塾でアルバイトをしましょう。
子どもとのやりとりや、授業の方法を学んでおくといいと思います。

私は大学入学後、近所の子どもに英会話やピアノを教えたりしていました。個人塾でも理科以外は全て教えていました。

子どもとのコミュニーケーション力が付きます。授業力の基礎が学べると思います。だから、研修が多いところをオススメします。某Rセミナーでは研修が徹底的です。

私の場合は、加えて、あまり得意でなかった社会なども担当していたので、必至に勉強しました。これが意外にも一般教養の対策になりました。
実習の最中に

生徒とのコミュニケーションを第一に考えましょう。

部活道は朝練から参加します。朝練終了後、校門の所で挨拶をしながら、生徒の様子を見守りましょう。

生徒の下校時も同じように、時間があれば下校指導をするといいと思います。

挨拶の際は、なるべく「○○さん、おはよう!」と、名前を付けて元気良くしましょう。

名前を言ってあげる事ってとっても大切なことだと思います。私自身、名前を呼ばれると嬉しいですから。

休み時間も生徒の様子を見守り、機会があればどんどん生徒の輪に入っていきましょう。

かといって、あまりプライベートなことを話したりするのは避けるべきです。生徒からすれば実習生は学生ではなく、先生なのですから、教師の立場で会話を楽しみましょう。

先生方とのコミュニケーションを大切にしましょう。

先生方は本当に良くしてくれます。応援してくれます。

こちらは学ばせて頂くという身分ですから、謙虚な気持ちで、礼儀良く、元気に、日ごろからのコミュニケーションを図りましょう。

分からないところは聞くのは当たり前なのですが、まず自分で考えて、自分なりの答えを用意した方がいいと思います。

「私は〜〜思うのですが、先生はどうお考えですか?」という様に。そうすることによって常に主体的な思考力を身につけられます。

学校行事で使うプリントの印刷などの業務外の仕事も自分から申し出てやってましたが、本業そっちのけ(授業、生徒対応)になっては本末転倒ですよね。

ただ、常にあたりを見回して、自分が出来ることはないか、とアンテナを張り巡らせることは大切です。

教師になってからもそうだと思います。

新米教師で、職員室への電話が一番に取れないようではやっぱりダメだと思うのです。
(実習生が電話にでろということではありません)
授業を成功させるためにも

1時間の授業が成功するかどうかは、授業の準備がどれだけ出来たかにかかっています。

まず、本時の目標を定めて、「生徒はこの1時間にどのようなことができるようになればいいのか」をはっきりさせましょう。

それが決まると、自ずと、そのためにはどんな活動をすれば良いのか、どんなプリントを作成すればいいのか、どんな教材研究をすれば良いのかが見えてくると思います。

指導教官に相談しながら準備を進めていきましょう。

授業をうまく行うためのもう一つの要素は、生徒との信頼関係です。

やはり、人間関係が出来ている生徒に対して授業を行うのは、その生徒にとっても効果的だと思います。

また、授業中、生徒の良い点を見逃さず、褒めるということを忘れないでください。

その一言が生徒の自信になったり、目標を与えるきっかけになると思います。

私自身がそうでしたから。先生に褒められて、自信がつき、勉強が楽しくなりました。

教案作成ですが、あまり、形式にこだわりすぎるのもよくありません。

押さえるところは押さえて、あとは先生方の指導案や、教科書に載っている指導案をうまく取り入れましょう。

教案には、評価の観点を入れるのを忘れないでください。全部で4観点(国語は5)あります。

規則正しい生活を心がけましょう

教育実習中は体力勝負です。なんせ朝から晩までフル稼働ですから。

大学生は特に勉強やレポートなどで不規則な生活になりがちだと思いますが、実習前から、生活のリズムを整えておいた方がいいです。

私は、なぜか期間中、小食になってしまいました。よっぽど緊張していたのでしょうか。

休みの日はしっかりと休んで、次の週への鋭気を養っておきましょう。

といっても、私は部活があったので参加しましたが・・・。おやじの会にも参加しました。

とにかく、体調管理は社会人としても必須ですから、しっかり自己管理を心がけてください。

実習の後に

大学へ戻ってしっかり事後指導を受けましょう。

教育実習は終わればそれでよしではありません。

実習中で学んだ事を自分の教師生活の糧にするためにも、しっかりとふりかえりを行ってください。

また、多くの大学生は教育実習終了後に教員採用試験の1次試験があるはずです。

申し込みは済んでますね?

高まったモチベーションをバネにしっかりと対策をとって、まずは1次合格を目指してください。

実習後の生徒とのつきあい

生徒の中には大変慕ってくれる子もいて、手紙を書きたいから住所を教えてとか、メールアドレスを教えて、携帯の番号を教えてといってくる生徒もいるかもしれません。

しかし、学生(実習生)としては、責任が持てませんので、一切生徒との個人的な関わりを持たないようにするべきだと考えます。

ただ、手紙や年賀状くらいなら許容されるのでしょうか。そのへんは、大学の指導教官、実習校の指導教諭によく相談してください。


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教育実習日誌は宝物


教育実習生は毎日、実習日誌(実習手帳、実習ノート)を書きます。

これは、教師になった後も決して捨てることの出来ない、貴重な記録です。

そう思って、実習中は日誌を綴ってください。





教育実習日誌の中身です。




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