教員採用試験の実技試験について、概要と対策方法について解説します。特に英語の実技試験について詳しく紹介指定
2次試験では、小学校や中学校、高校の一部の教科に実技試験が課されています。
実技試験のウエイトに関して、某掲示板などで色々な憶測が飛びかっていましたが、平成20年から神奈川県教育委員会は試験のウエイトを公表しました。(大分の不正事件を受けて、情報公開に踏み切ったのでしょう)
結果的に、小学校の実技試験は、模擬授業、論文と同じウエイト、さらに個人面接に対しては5分の1のウエイト。
中高の一部科目(英語、体育、音楽、美術など)は、模擬授業、論文の3倍のウエイト、また、個人面接の5分の3のウエイトでした。
中高に関しては、受験者の予想よりずっと高かったと言えます。
専門性が求められているのですね。私は、英語の実技試験に関して、「英語が話せない人の足きり」程度に思っていましたので、びっくりでした。
英語実技試験の対策
実技試験に関しては、一朝一夕では実力はつきません。早い段階から視野に入れて練習をするしかないでしょう。
私は、1次筆記試験の対策と平行して、コツコツやっていきました。
実技試験が重視されています。試験の明暗を分けるものだと思って、早い内から専門性を高めて下さい。
私は英語に関してしか言えませんが、神奈川の英語実技試験では、
英語コミュニケーション試験、短文復唱(リピーティング)試験の2つで構成されています。
不合格の時は、冒頭の短文復唱試験で失敗してしまって、その流れで個人面接に入ったので、とても出来が良くありませんでした。
合格の回は、短文復唱(計5文)はパーフェクトでした。良い流れで面接で臨めたので、とても良かったと思っています。
個人面接(コミュニケーション試験)の質問ですが、
○ここまでどうやってきたか
○趣味は
○なぜ神奈川の英語教員になりたいのか
○教師の素質で必要なものは
○人生最大の失敗、成功
○英語教育は小学校で必要か
○あなたが誇りに思う日本文化
○正月を説明しろ
○七五三を説明しろ
など、英語教育に関する質問、教育全般に関する質問、個人に関する質問、日本にかんする質問などが出されました。
自分は終始和やかなムードで行え、自分の行ったことに対して面接官が相づちをしてくれたり、驚いてくれたりと、非常にやりやすかったです。
話が戻りますが、以上の質問は、神奈川だけでなく、他の自治体でも通用する基本的な英語面接の傾向だと思うので、しっかり準備をされるとよいと思います。
英語面接試験の教材は、市販のものはほとんどありませんが、ヤフオクで対策キットが出ていまして、評価もとても高いです。
私は、スカイプ英会話(対フィリピン人)、さらにマンツーマン英会話(対アメリカ人)で対策をしていました。
お金はそこそこかかってしまいましたが(月、合計三万くらい)、非常に効果があったと思います。