教育でのスマートフォンやタブレットの活用などが近年話題となる中、子供のスマホとどう向き合うかは教師や親にとって大切な問題です。スマホがもたらす悪影響は、予想以上に大きいかもしれないと思わせる研究を紹介します。
スマートフォンが子どもの集中力を奪うのは容易に想像ができますし、教室でも使用禁止の学校が多いかと思われます。
教員もバッグの中にしまう、電源はオフにするように指導しているケースが多いのではないでしょうか。
しかし、研究によると、携帯の存在そのものが、脳の注意リソースを奪っていることがわかりました。
ポケットの中にしまう、バッグに入れる、電源をオフにするは、集中力を高めることに対して、あまり効果が見られなかったとして、スマホの存在が生徒にとって集中力を奪うものであることがわかりました。
一方、効果的だとされたのは、スマホを別の部屋に移動させる。つまり、自らがいる空間からスマホを取り除くことで、勉強や活動に集中できるということが判明しました。
教師や親は、子どもの学習環境を整備する上で大きなヒントになる知見です。
参考:https://www.journals.uchicago.edu/doi/abs/10.1086/691462