教員採用試験の出願書類の書き方のコツをお伝えします。
出願書類の種類
教員採用試験では受験する自治体に、
面接票
自己PR
などの書類を受験する自治体に事前提出します。
出願書類の重要性
出願書類は受験者の第1印象を決める非常に重要な書類です。
各出願書類は、試験官が受験者の人物像を前もって把握するためのいわゆる手がかりのようなものといえるでしょう。
面接時はこの書類を頼りに、試験官の受験者に対する興味、疑問に即して質問していきます。(書類以外の質問も、もちろんあります。)
出願書類に書く前にすること
出願書類は試験当日に試験官がチェックします。自治体によって受験者数に差はあるとは思いますが、すべての出願書類に目を通すその作業は大変なものでしょう。
その中で、試験官の印象に残る書類でなければなりません。
自己分析に時間をかけよう
試験官に興味を持ってもらう出願書類を作成するためには、まずは自己分析をじっくりすることです。
これまでの自分の人生を振り返り、キーワードとなる事柄を全てあげて、今の自分に到るまで、つまり教員を志望するに到るまでをまとめあげます。
親しい人に作成文をよんでもらう
次にすることは、自分をよく知る友人や家族、または先生などに文の内容をチェックしてもらうことです。読み手からの感想を通して、他人から見た自分のことを知ることができます。
常日頃から自分がネガティブな部分と思っていたことも、人によってはプラスとして捉えられているかもしれません。
逆もしかりですが。
出願書に記入する前に内容を再検討
出願書類は先ほど記載した通り、試験官が受験者の面接の際に出願書に沿って質問される部分多いです。
ということは、面接の際、自分にとって有利な質問がされるような出願書を作成すればいいということですね。
質問されたらうれしいことを記入する
出願書には、自分の得意分野や答えやすい内容を記入するのがおすすめです。言葉はあまりよくありませんが、試験官を逆に自分が答えやすい分野に誘導するようなつもりで出願書の記入を心がければ、本番は自分に有利な展開に働くと想定されるといえます。
発展的な質問も想定しておく
答えやすい分野に関しては、どんな質問にも深く掘り下げて回答できるようにします。
魅力的な出願書であれば、試験官自身も面接によって、その受験者のことをより深く知りたいと思うはずです。
得意分野に関連する内容や想定される質問を自分なりに練って答えを用意すれば、自信をもって当日に臨めるでしょう。
逆にいえば、、聞かれたくない内容や突っ込まれても深く答えられない内容は、書けることがあったとしても、記入は避けるべきだと考えます。
試験官の目を引く出願書類とは
試験官は、受験者の経験や単なる事実には興味がありません。試験官が受験者に求めていることは、その経験から、受験する自治体にどんなメリットをもたらしてくれるのかということの1点です。
たとえ、留学経験があったとしても、「現地の人と友達ができて異文化に触れた、視野が広まった、英語力がアップした」などは単なる事実です。
試験官に自分を採用したいと思わせるには、
「日本人が海外に太刀打ちできるようにするには、伸ばすべき能力は○○。
だから、方法は考え中だが、子供/生徒の能力を教師の立場で伸ばしたい」
と、自分自身を売り込まなくてはなりません。
各自治体の教育政策に合わせて、書類に十分自分をアピールしてください。
出願書類を書くときに気をつけること
当日、短時間で出願書を読む試験官の気持ちになって、以下のことに気をつけて記入しよう。
②前向きな表現でまとめる
③誤字・脱字に気をつける
④正しい内容を記載する
④書いた内容は面接時のために取っておく
以上、出願書類の記入の際に気をつけるポイントをお届けしました。