北海道・札幌市の教員採用試験の個人面接対策のポイントや過去に出題された質問内容をまとめてあります。
北海道・札幌市の個人面接の概要
北海道・札幌市の人物試験は、個人面接のみが実施。2次試験で2回に分けて行われます。
ここ数年で個々の受検者を深く理解することに重点を置くスタンスへと変わっています。
(2018年度に集団面接と模擬授業は廃止されました。)
個人面接1
試験官:2人(過去参考)
個人面接1の実施時間は約20分。
入室から受検者に関わる基本事項である質問までが8分間、残り12分間は自己推薦書に基づいての補足質問がされます。
個人面接2
試験官:2人(過去参考)
個人面接2では、「北海道・札幌市の教育の重点」関連の内容を中心に質問されます。
自治体の重点内容を十分に把握して、自分が力を発揮できる教育活動を具体的にまとめたり、同自治体にいかに貢献できるのかをアピールできるよう当日の試験に備えて置くといいですね。
北海道・札幌市教員採用選考試験案内のHP上に「札幌市の教育の重点」のリンク先がありますよ。
求められる教師像とは
○教育の専門家として、実践的指導力や専門性の向上に、主体的に取り組む教員
○学校づくりを担う一員として、地域などとも連携・協働しながら、課題解決に取り組む教員
札幌市が求める教師像は、定番の3本柱です。また、札幌市の教育の重点の中の「札幌市教員育成指針」には、札幌市の教員としての資質向上のための具体的な内容も明記した一覧表が公開されています。
自治体の取り組み関連の質問に有益な情報がたくさん載っていますよ。
あくまでも公開内容は面接時の質問の答えのベースとして捉え、独自のエピソードや自分の伝えたい思いを自分の言葉でまとめて当日に備えることが必要です。
面接の質問内容
北海道・札幌市の個人面接試験で過去に出題された質問内容です。
・勤務校、勤務地域について・全道どこでも勤務可能か、特定地域のみ希望か。
・特定地域限定を希望するものは理由もあげよ。
・他都府県も受検していて全てが合格した場合の優先順位とその理由を挙げよ。[職歴について]
・職歴について・仕事をしていて大変だったこと、そこから学んだことは何か。・
・今までの仕事を辞めて教師になろうとした動機は何か。・
・退職歴の理由は[ 学生生活の経験、社会人経験を踏まえての質問]
・生活の経験、社会人経験を踏まえての質問・民間企業での経験をどう生かしていきたいか。
・学生生活の経験を教師という仕事にどう生かしていきたいか。
・期限付き教諭をしている中で苦労していることは何か。
・留学経験で身につけたことを教師としてどう生かしていきたいか。
・ボランティア活動を通して、子供や生徒に何を伝えていきたいか。
・教育実習で学んだことは何であったか。
・自分の特技をどう教育に生かしたいか。[ 教師になったら]
・教師になったら・理想とする児童、生徒像・どんなクラスを作りたいか。
・より良い教師になるためにはどうしたら良いか
[ 教育ニュース、教育記事に関する質問]
・教育ニュース、教育記事に関する質問
・体罰がなくならない理由は何か。
・注目している教育問題は何か。
[ 地方公務員法に関する質問]
・地方公務員法に関する質問・地方公務員法第32条について自分の考えを述べよ。
・地方公務員法33条信用失墜行為の禁止とは。
・地方公務員法第34条の秘密を守る義務とは何か。
・地方公務員法35条の秘密を守る義務とはどういうことか。
・地方公務員法37条争議行為の禁止とはどういうことか。
・服務義務とは何か。
[ トラブルに関する質問]
・児童や生徒以外のトラブルに巻き込まれたらどうするか。
・朝、受け持っている児童や生徒の親から、学校に行きたがらないから困っているという電話を受けたら
どうするか。
・学校と関わろうとしない保護者とどう関わっていくか。
・トラブルが重なった時、教師は何を優先するべきだと思うか。
・苦情の多い親とどう関わるか。
・いじめを見つけたらどうするか。
・いじめを未然に防ぐ方法を1つあげよ。
・児童や生徒の暴力が増えている原因はなんだと思うか。
・言葉の荒れている児童や生徒にどう関わるか。
[その他]
・不登校の生徒への対応策は考えているか。その他・心の健康とはどういうことか。
・ネット上でのいじめを防ぐにはどうしたら良いか。
・いじめが発覚したらどうするか。
・保護者からの協力を得るにはどうしたら良いか。
・教師という立場になったら特に気をつけたいことは。
・学校に今一番求められていることはなんだと思うか。
・批判ばかりしてくる親にはどのように対応するか。
・学校に協力的でない親へどう対応するか。
・子供同士のトラブルについてどこまで介入してどこからその親に伝えるか。
・問題行動が多い生徒への対応はどうするか。
・教師に暴力行為をはたらく生徒とどう関わっていくか。
・万引きや凶悪事件を防ぐにはどんな手立てがあるか。
・集団で子供が反抗してきた場合、どう対応するか。
北海道・札幌市の教員採用試験に関わる情報は、同自治体のHP上でかなり親切に情報公開されていると感じます。受検者にとっては取り組みやすいと思いますよ。しっかり目を通して面接対策してくださいね。
以上、北海道・札幌市の個人面接における対策のまとめをお届けしました。