自治体によっては教員採用試験の2次試験にロールプレイングを課すところも。ロールプレイングの概要と対策を、出題例とともに解説します。
ロールプレイングとは?
個人面接の中にロールプレイングが盛り込まれることがあります。
教員採用試験における、ロールプレイングとは「とっさの一人芝居」のことです。
場面設定を与えられて、教師になりきって演じます。恥ずかしいとかは言ってられません。
とっさの行動力、コミュニケーション力、表現力、カウンセリングマインドなどが評価されると思います。
よく出題される場面設定
場面設定は無限にあると思いますが、良く出題される課題を紹介します。
・授業中、ある生徒が教室を飛び出してしまった。
・授業をエスケープしている生徒に遭遇した。
・生徒がタバコすっているところを発見した。
・授業をはじめようと思ったら、黒板にある生徒の悪口が書かれていた。
・生徒が廊下ではしゃいでいて、頭を打った。
・ある生徒が掃除に参加しない。
・毎日遅刻してくる生徒がいる。
・職員会議が始まろうとしているときに、生徒が「悩みを聞いてください」と言ってきた。
・塾で忙しいので宿題を出さないでくれと保護者が言ってきた。
・ある生徒を注意したら、「なんで私だけ注意するの」と言われた。
・生徒から、緊急の際に連絡を取りたいから携帯の番号を教えてと言われた。
・授業中によく居眠りをする生徒がいる。
これらの問題について、じっくりと向き合うことは、将来教員になるうえで大変実りのあることです。
現役の教員でさえ、より良い答え、対応を求めて日々生徒に向き合っています。
だから、今の内から、色々な問題を想定して、自分なりの対応を考え、先輩の先生などからアドバイスを頂くと言いと思います。