教員採用試験の合格後のスケジュール、手続きなどについて解説します。
公立の教員採用試験に最終合格すると、合格発表日付けで採用候補者名簿に登載されます。
教員候補者名簿に登載された人は、原則4月には教員として教壇に立つことになります。
原則と書いたのは、
・健康審査会で不適の結果が出た場合
・採用するにふさわしくない反社会的行為があった場合
は名簿から削除されるからです。
合格発表の封筒の中身を紹介します。
・結果通知書
・意向調査書
合格した自治体への就職についての意向を確認するための用紙
・個人票
学歴、職歴などを記入。初任給決定のための資料になります。
・住民票記載事項証明書の記入用紙
・健康診断表の記入用紙
個人負担で、健診を受診します。その診断に基づいて健康審査会が「適」、「再検査」の判定を出します。
などが入っています。
また、以上の書類に加えて、
・卒業証明書または卒業見込証明書
・成績証明書
・職歴証明書
なども提出しなければなりません。
さて、合格後の一般的なスケジュールを見ていきましょう。
上記の様な各種書類の提出 (年内)
↓
内定者説明会 (年内)
↓
勤務地確定と校長面接 (翌年2月以降)
勤務地確定が遅いのは、おそらく、人事の優先順位が、現職員>新任>臨任・非常勤だからです。(臨任、非常勤の人事が決まるのは3月中旬頃です。)
名簿登録者説明会・採用内定者説明会について
教員採用試験が行われた年内には、採用内定者説明会が行われます。
主に、採用に向けて、今後の日程について、が説明され、さらに個人面談(提出書類について)が行われるでしょう。
勤務地希望は第三希望まで出せる自治体が多いようです。(かといってあくまで希望でそれが反映されるとは限らないようです)