群馬県で行われる2次試験における個人面接試験の対策集。自治体の教育課題や特色、過去に出題された質問などをまとめてあります。
面接実施時間・試験官人数など
時間:25分
試験官:2人
2次試験の合計点数は800点満点。個人面接試験の点数配分は400点と全体の半分を占めており、個人面接試験を特に重視しています。
試験時間は25分。この時間が長いか短いかは人によると思いますが、集団面接とは違い、他の受験者に気を使うこともなく、思う存分自分を売り込むことができる貴重な時間です。
教育に対する思いや熱意、目指す教師像を試験官に存分にアピールしてください。
群馬県の教育の現状・課題は?
群馬県における教育の現状や課題を知り、教師になったらどんな教育活動につなげていきたいか考えてみることも個人面接対策の1つです。
注目の教育課題です。
「防災教育」
群馬県は比較的自然災害の少ない地域です。そのため、県民の防災に対しての意識は自然災害の多い他県に比べるとどうしても低くなります。
教育現場でも、普段から子ども生徒の防災意識の高め方と高い防災能力を身につけさせることは大きな課題といえます。
「多文化共生」
県内の産業においては、海外に事業展開している企業も多く、海外の人材活用も進んできています。
居住者も増加の一途を辿っており、それに伴い、学校においても外国にバックグラウンドを持つ子ども生徒が増えつつあります。
子供や生徒がお互いの異文化を理解しあって、よさを認め合い、対等な立場で共生していくことが大切です。
そのために、教師としてどんな活動ができるか、また起こりうる問題なども考えてみると理解が深まります。
また、群馬県についての現状や課題、取り組みなどは、
を参照しましょう。
関心のある取り組みは、自分が教師としてどう関わっていきたいかも具体化しておくと試験だけでなく、教師としてのその後にも大いに役立つでしょう。
個人面接試験では、いうなれば、受験者の今までの経験が受検地の教育活動にどのような効果や利益をもたらしてくれるのかが試験官の評価観点です。(もちろん、それだけではありません。)
自治体の教育課題や現状を踏まえた上で伝えたい内容をまとめていくと、自治体の現状に合致したアピールとなり、非常に有効な策だと思います。
群馬県のならではの魅力とは?
群馬県には、
・古墳や遺跡の存在
・富岡製紙場や絹産業遺産群
・上野三碑
などの歴史文化遺産が多数あります。
その存在は子ども生徒へ群馬県の素晴らしさを感じる心を育くみ、郷土への愛着や誇りにもつなげていくでしょう。
群馬県の魅力の1つであり、また優れた教育教材として頭に入れておきましょう。
面接の質問内容
群馬県の個人面接で過去に出題された質問をまとめました。
・群馬県の教育指針である教育振興基本計画の中で何か知っていることはあるか。
・最近の教育ニュースで関心があることは。
・コミュニケーション能力を高める方法は。
・友達は多いほうか。その中であなたはどのような役回りか。
・自分のことをよく知っているか。友達からどのように思われていると思うか。
・教育公務員として、法を犯しているようなことはないか。
・結婚する予定はあるのか。
・今回受験の教科以外にも教えられる教科があるか。
・(小学校受験者に対して)音楽はどの学年でも教えられるか。
・場合によっては、僻地、特別支援学校に配属されることもあるが可能か。
・自己紹介をせよ。
・群馬県の魅力を説明せよ。
・校務分掌をしっているか。何に関心があるか。
・僻地勤務について知っていることは。
・友人は簡単に作れるか。何かコツなどはあるのか。
・中学生と高校生はどんな違いがあるのか。
・学校が地域と連携するには、普段からどんなことに気をつけたらいいと思うか。
・どんな人が群馬県を活性化させられると思うか。
・教師になろうと思ったきっかけ。
・授業で最も大切だと思うことは。
・人間関係を築く中で、一番大変だと感じることは何か。
・ストレスとの向き合い方。
・部活の経験から生徒に伝えたいこととは。
・生徒にオリンピックについて話すとしたらどのように伝えるか。
・生徒があなたに歯向かってきたらどう対応するか。
・今就いている仕事の内容は。
・いままでに挫折した経験はあるのか。
・クラス経営がうまくいかない場合、だれに相談するか。
・生徒が教室から飛び出してしまったらどうするか。
・自己PRをせよ。
・これ以上ない辛い思いをしたことはあるか。
・勤務地でこだわりはあるか。
・どんな授業をやってみたいか。
自治体の教育の特色や教育への取り組みはしっかり読み込んでおきましょう。
以上、群馬県の2次試験における個人面接の対策のまとめをお届けしました。