2019年度(令和元年)に実施される島根県教員採用試験の個人面接対策集。過去に出題された全校種共通の面接の質問内容や覚えておきたい島根県の教育に関わるポイントをまとめました。
教育活動は多様な島根県
日本海に面した東から西に広がる島根県。出雲市や松江市のような人口密集地の都市部から、隠岐の島や石見地区の僻地など、学校の置かれている環境は様々です。
それゆえ、同県内であっても地域ごと教育活動や方法は異なります。僻地での教育活動の特徴である複式学級や僻地教育については十分に理解が必要です。
また、近年、島根県では日経ブラジル人が増加の一途を辿っています。教育現場でも、子供達を支えるブラジル人の母国語であるポルトガル語が必要とされており、教員の語学力も一助となっています。
ポルトガル語が使えると、試験の合否にも有利に働きますよ。
こんな子供を育てたい!
島根県は、めまぐるしく変化する社会情勢にも負けない、心豊かな強い人間の育成に力を注いでいます。
故郷への愛着は、子ども時代に育った地域やその土地で関わりをもった人との思い出を通して湧くもの。
ホームタウンを大切に思う気持ちは、人間形成の根幹と成し、広い世界に羽ばたくことのできる原動力になるにちがいありません。
島根県が求める教師としての資質能力
○人間理解・人権意識
○職務に対する誇りと責任
○ふるさとを愛する心
職務に関わる専門的知識・技能及び態度
○強化等指導に関する専門性
○社会の変化への対応
学校組織の一員として考え行動する意欲・能力
○学校組織マネジメント
○他者との連携・協働
よりよい社会をつくるための意欲・能力
○地域資源の活用と地域貢献
○合意形成の議論に向けた調整・促進
(引用:2019年度島根県教員採用試験募集パンフレットより)
島根県では、教育理念にも明記されている故郷を愛する心「ふるさと教育」が強く推進されていることも押さえておきましょう。
質問内容
島根県の個人面接で過去に出題された質問内容をまとめました。
・睡眠は十分とれたか。
・1次試験を突破したとき、2次試験に向けて思ったことは何か。
・自分が子供の頃に、クラスでいじめがあったか。そのときの自分はどうだったか覚えているか。
・具体的に地域とどのように関わったら良いか。
・島根県の良さはどんなところにあると思うか。
・公務に関わることで、同僚と意見が合わなかったらどうするか。
・教師として採用されたら、絶対にしたいことはあるか。
・10年後も教師でやり続けている自身があるか。
・今の自分に足りないことはなんだと思うか。
・ボランティア活動経験はあるか。なぜその活動をすることになったのか。
・保護者の協力を得るには、日頃からどんな教師であるべきか。
・2次試験に向けて、どんな対策をしてきたか。
・いつから教師になりたかったのか。
・採用試験合格後の時間は何に費やしたいか。
・部活の意義とはなんだと思うか。
・授業の振り返りを次の授業へと効果的に働かせるにはどのようにしたら良いか。
・保護者との対応で、一番困ることはなんだと思うか。
・採用試験以外に民間企業の入社も視野に入っているか。
・教員が子供/生徒に一番伝えなければいけないことはなんだと思うか。
・不登校になる理由はなんだと思うか。
・スポーツはするのが好きか、観るのが好きか。
・信頼関係とはどのように作られるものだと思うか。
・学生時代に一番勉強になったことは何か。(学問に限らず)
・(講師経験者に対して)印象に残っている生徒がいるか。どんな子供/生徒だったか。
・教師の資質の中で、どうしても譲れない資質とはなんだと思うか。
・自分だけに悩みを相談してくれた子供・生徒とどのように関わっていくか。
・余暇は何をしているか。
・不登校児の保護者とは、どのように対応するか。
・(学校在職中の受験者に対して)今の勤務校で同僚や管理職にはどう思われているか。
・どうしても学校に馴染めない子供・生徒がいたらどのようしたら良いと思うか。
・(島根県外在住者に対して)自分の故郷に対してどんな感情があるか。
・他の先生にないものを自分は持っているか。具体的にどんなことか。
島根県に貢献できること、自分にしかできない教育活動など、独自性を含んだ自分語りができるといいですね。
以上、島根県教員採用試験面接対策のまとめをお届けしました。