教員採用試験、当日の過ごし方について最終確認していきます。試験に臨む直前の心構えからいざというときに役立つ手立を参考にしてください。
早めの行動で試験に集中
受験者の中には試験会場周辺の在住者のみならず、遠方からの人も多くいます。
近場から受験会場に訪れる人、電車で来る人、また慣れない土地に前泊して当日はホテルから試験会場へ向かう人と様々です。
時間の余裕は心の余裕。試験当日は、ゆとりを持って行動します。
当日は、何が起こるかわかりません。
あまりの緊張から、朝になったら突然お腹の調子が悪くなるかもしれません。
電車が止まったり遅れたら、別ルートで会場に向かわなくてはなりません。
想像以上に焦りますよ。
当日は、余裕のあるスケジュールで動きましょう。
新聞に目を通す
試験当日の朝は、当日の新聞に目を通します。
これまでに身につけてきた知識と当日のニュースが繋がって、思いがけなく筆記試験の答えに結びついたり、面接試験等では、最近の気になるニュース(教育ニュースも含む)と絡めて鮮度の良い回答ができることもあります。
物事の背景知識や予備知識として、大まかな内容、要点を頭に入れておくことを是非、おすすめします。
提出書類の内容確認をする
当日、試験官に提出する書類の記載内容を必ず見直します。
個人面接では、受験者の面接票、提出物に基づいて質問が出されますが、書類の内容と面接でされた質問内容は必ず一致していなければなりません。
答えにズレがあっては試験官に不審感を抱かせますし、なにより自分自身をいい加減な人間だということを晒しているようなものです。
試験前には今一度、提出書類の記載内容を見直し、すべて筋の通った回答ができることを再確認、また、自信持って試験に臨めるようにしておきましょう。
面接票を甘くみてはダメです。
1日を通して体調管理を
教員採用試験が行われる時期は暑さも最高潮ですから、体調管理には十分気をつけます。
試験突破のために長い長い時間を費やしてきたのですから、体調不良のために全力で試験に臨めなくなることは本当に不幸なことです。
また、試験に関わらず、体調管理は社会人としての基本スキルなのはいうまでもありません。
ここぞというときに万全の状態で最大限のパフォーマンスをすることは、民間の社会人も教員も同じことです。
積極的にコミュニケーションをとる
集団面接や集団討論前には、同じグループ内の受験者とコミュニケーションをとることをおすすめします。
理由は、3つ。
理由1 待ち時間、ずっとだまったままだと気まずいから。
理由2 ウォーミングアップ代わりになる。
理由3 気持ちが和むから。
なかなか難しいことかもしれませんが、緊張しているなかでも、自分から他の受験者と言葉をかわせる余裕があるといいですね。
試験のために、時間を費やして練習をしてきても、本番は一瞬で終わってしまします。だとしたら、成功するための小さな努力もこの際やってみてはいかがでしょうか。
何かの縁で同じグループになったのですから、グループ内の受験者とは試験を一緒に突破するつもりで時間を共有した方が精神的にも健康です。プラス思考は表情も明るくさせますよ。
最終的には人によるところだと思いますので、「やってみようかな」と思った人だけ、実践してみてください。
あえてプレッシャーに打ち勝つとしない
試験に緊張はつきものですが、ここはあえて緊張から逃れることを、きっぱりあきらめてしまってはどうでしょうか。
訓練や練習量は確かに自信へと結びつきますが、それが緊張を緩和するということはあまり無いような気がします。
緊張しない人はいませんよ。( 例外の人はいます )
また、当日、受験者が緊張していることは、試験官は百も承知です。面接時には本題の質問に入る前に、緊張をほぐすための質問もよくあることです。
ですから、焦らずに「また緊張している、しょうがないな」「この状態でやるしかないな」と緊張している自分をまずは丸ごと受け入れて、あとは当日できることに全力を注いでみてください。
以上、試験当日の過ごし方についてお伝えしました。
受験者のみなさん、最後まで頑張ってくださいね!