香川県教員採用試験の個人面接対策。過去に出題された質問内容や対策のポイントをまとめてあります。
面接実施時間など
香川県の個人面接試験は2次試験に2度実施されます。
個人面接① 約10分
個人面接② 約5分 (特別選考③は10分程度)
個人面接① 約15分
個人面接② 約10分
なお、小学校受験者に限っては個人面接①で外国語活動関連の簡単な質問も出題されます。
香川県が求める教師像
香川県では
①教育に対する情熱をもち、素養と資質を備えた教員
②専門的な知識・技能と指導力を有し、社会変化や教育課題に適切に対応できる教員
③連携・協働しながら学校運営に積極的に参画する教員
を求めています。
自治体の求めている教師像への理解については漠然とではなく、しっかり読み解く必要があります。なぜならば、求められている教師像は言うなれば評価の観点であり、合否に直結する項目だからです。
上記の内容を読み解いてみると
①→独自の教育感や子供感があり、また学校教育や教育改革に関心を持って話題が豊富であること
②→専門性の高い技術や指導力はもちろんのこと、香川県が置かれている教育の現状を把握して、適切な教育活動に励むこと
③→社会人としての自覚をもち、責任ある態度で集団と協力しながら学校運営にかかわること
と置き換えることができそうです。
キーワードに対して詳しく自分の言葉で語れるようにしておくと面接時にも役立ちますよ。
また、香川県の教育の置かれている現状や教育課題、教育の重点については香川県教育振興基本計画で内容を把握することができます。
自治体への深い理解は教育に対する熱意や意欲に結びつくところですから目に通して置くことをお勧めします。
面接時には、質問の答えの根拠として回答に織り交ぜながら答えられるようにすると説得力のある回答で好印象です。
小学校志望者には英語での質問も
小学校教諭志望者には、面接1の中で英語による質問も1問程度が出題されることになっています。
学校の教育活動の中で使う英語ということですから、
・生徒への指示、教室内でよく使われると思われるフレーズ
・子供の向上心に欠かせない褒め言葉
・教室内にある身の回りにあるものを子供に尋ねたりする質問内容
などの内容を中心に準備しておきましょう。
面接の質問内容
香川県で過去に出題された面接の質問内容です。
・具体的に生きる力とは何か。
・(現場経験者に対して)困ったことや驚いたことがあったか。
・(現場経験者に対して)自分に補いたいと思うスキルはあったか。
・実際にボランティア活動とはどういうこと指し示すのか。
・子供や生徒が魅力的だと思う教師とは。
・他人を意識して競争することで競争社会を生き抜くことができると思うか。
・他校種に渡っての免許所持だが、なぜ小学校を志望したのか。
・生徒指導力をつけるにはどうすればよいか。
・教師向きでないと思うようなところがあるか。
・新卒後よりも社会経験を積んでから教職につく方が良いと思うか。それはなぜか。
・いじめを見つけたら一番最初にすることは何か。
・いままでに自分の価値観を覆すぐらい影響を受けたことがあるか。
・いままでに努力したことはあるか。
・子供や生徒の言葉遣いの乱れの原因はなんだと思うか。
・模擬授業はうまくいったか。
・教員の本分はなんだと思うか。
・前職をやめて教員をめざしている理由は。
・他の自治体との併願状況。
・教師として気をつけなければならないことは何か。
・教職と他の職種とは何が違うのか。
・生徒の興味、注意をひくために心がけていることはあるか。
・社会人としての基本的資質は何か。あなたはそれを兼ね備えているか。
・不登校の子どもや生徒に対してどのように関わっていくか。
・いままでに心に残っている教育ニュースは。
・部活動は生徒にどんな影響を与えるか。
・なぜ香川県を受験したのか。
・あなたが理想とするクラスとは。
・今の子供たちに足りないものはなんだと思うか。
・教師に対して友達に話すような言葉遣いする子どもや生徒とどう関わるか。
人物重視の香川県。個人面接以外にも模擬授業や集団面接もあり負担が多く感じられますが、多方面から教師の資質を測るということで、総合力のある教師が好まれる傾向にありそうですね。
以上、香川県の教員採用試験における面接対策のまとめをお届けしました。