教員採用試験の専門教養の概要、勉強法について解説します。
教師は授業で勝負する。教科の専門性をしっかり磨こう
『教師は授業で勝負する』と言われるように、教科の専門知識が足りない人は教員にはなれません。
よって、専門教養(専門科目)のテストはしっかり高得点を取りたいところ。
教員採用試験を受ける人は、その教科が得意な人たちの集まりなはずです。
その中で頭一つ抜けるには、『専門科目は自信あるから、教職教養、一般教養で勝負する』というレベルでないといけません。
このサイトを見ている大学生の方は、今からしっかり専門教科を勉強してくださいね。
何しろ、専門教養がダメだと、先生になってからがキツイと思います。一般教養や教職教養は教員になった後、忘れてもあまりダメージはありませんが。
専門教養の出題ですが、自治体によって難易度は変わるものの、やはり大学(卒業)レベルです。
『専門教養過去問』
共同出版
現在は新しい年度のバージョンはないのですが、数年前まで、共同出版から、全国の過去実施問題を収録した県別過去問が出版されていました。
もちろん、他の自治体もそれぞれ出版されていましたので、探してみてください。(本屋に無い場合が大変多いです。アマゾンだとすぐ見つかるはずです)
『専門教養完全攻略』
時事通信社
県別の問題集以外にもこんなものがあります。
新学習指導要領などにも対応しているので、取り組みやすいと思います。
試験免除・特別選考枠を狙う
英語や体育など、ほとんどの自治体で、一部の試験が免除となる特別選考区分を設けています。
例えば、横浜市で英語の教員になりたい場合、英検1級、TOEIC900以上で、特別選考です。(1次試験が免除。つまり一般教養も教職教養も免除ですよ。その代わりに論文です。)
ですから、英語が専門の方は、学生時代に英検1級、TOEIC900を目指してください。
(英語教育界でも、今はそのくらいの人材が求められています。)
2次試験の英語実技試験でも、そのくらいの実力があれば乗り切れます。
多くの自治体で、資格があると、専門教養が免除という区分になると思います。その分、教職教養、一般教養の勉強に集中できるのは大きなアドバンテージですよ。
英語に関してですが、多くの自治体でTOEIC730以上という条件が特別選考の基準となっています。しかし、730レベルだと、2次試験の実技でキツイです。900を目指してください。