新潟県の教員採用試験の2次試験で行われる個人面接試験。2019年度の試験ではこれまで実施されていた「模擬授業」と「場面指導」が廃止され、人物試験では個人面接試験が重視されることになりました。
面接試験1と面接試験2の内容は?
新潟県の人物試験は個人面接一択。1人1人の受検者に対する理解を深めることに重点が置かれます。
個人面接1
個人面接1の質問内容は、「学習指導」「生徒指導」についてです。
上記の内容でしたら、本来ならば与えられた課題に対して模擬授業や場面指導をする課題解決型の試験で受検者の資質をはかるところですが、今年は口頭試問形式で場面指導的な質問がされると予想します。
個人面接2
時間:20〜25分(過去参考)
試験官:2〜3人(過去参考)
個人面接2では、教員としての資質・能力等に関する事項への質問とされています。
また、試験官の中には、民間面接員が加わることもあるようですので、教育関連以外の質問が出た場合の対応策を準備しておく必要があります。
質問の出題傾向
過去に出題された質問内容ですが、
・今までの経験に基づく質問
・時事問題
・教育関連
・受検者についての質問
・新潟県特有の質問
についての内容が出題される傾向にあります。
新潟県特有の質問に関しては「新潟県教育振興基本計画」を一通り目を通しておくと良いでしょう。
面接の質問内容
新潟県で過去に出題された質問内容です。
・新潟県の教育的課題はなんだと思うか。
・新潟県の良さを教育活動にどう取り入れていくか。
・明治時代、新潟県が人口が最も多かったのはなぜか。
・受験者が新潟の好きなところ。[勤務地について]
・離島に赴任は可能か。
・知らない土地での勤務になった場合、どのようにその土地の文化や人々とうまくやっていくか。[教育について]
・あなたが最も興味を持っている教育内容は何か。
・個性を大切にするとはどういうことか。[自分のこと]
・組織の中であなたはどのような役割する人間か。
・(通信教育で免許を取得した受験者に対して)一番苦労したことは何か。
・思い出に残っている学園ドラマはあるか。
・教員になったとして、あなたがこれからどんな壁にぶち当たると考えられるか。
・なぜ大学院に進学したのか。
・教員になったら挑戦してみたいことはあるか。
・自分の長所を教育にどう活かしていくか。[保護者や職場でのトラブル]
・あなたが新任として採用された勤務校で、保護者から経験不足で不安だと言われたらどうするか。
・保護者から無理難題を言われたらどうするか。
・保護者から子供が帰ってこないという連絡を受けたらどうするか。
・面倒な保護者とどう向き合うか。
・保護者とうまくやっていくにはどうしたら良いか。
・管理職、先輩のアドバイスにしたがえないときにはどうするか。[学級経営・子供・生徒への対応]
・座っていられない子供にどんな指導をするか。
・クラスに発達障がいのある子供や生徒がいたら、どんなことに気をつけるか。
・クラス編成40人前後をまとめる自信はあるか。
・生活習慣が身についていない子供対してどこまで指導するか。
・いじめ根絶のための対応策はあるか。
・(講師経験者に対して)子供からの印象に残っている相談内容を覚えているか。
・あわない子供や生徒ととの関わり方。[時事問題・ニュース]
・最近新聞を読んだか。
・東日本大震災を説明せよ。
・近年で気になる教育ニュースは何か。[その他]
・新任とベテラン教師の違いはなんだと思うか。
・身近に教員をしている人がいるか。
新潟市とは個人面接の内容が異なりますので、しっかり区別して試験に望むようにしてください。
以上、新潟県教員採用試験の面接対策のポイントや過去に出題された質問をお届けしました。