徳島県教員採用試験で行われる個人面接試験対策のまとめ。面接対策のポイントや過去に出題された質問内容をまとめてあります。
面接実施時間・試験官の人数
時間:約30分(模擬授業+個人面接)
試験官:5人(過去参考)
徳島県の個人面接では、模擬授業終了後、引き続き個人面接が実施されます。試験官の人数は教育委員会や民間からの面接員を含む5人。それぞれの面接員が個々に質問してくる形式です。
募集要項から試験項目は以上なのですが、過去のデータによると追加項目がある可能性も。
個人面接中にロールプレイングが実施された方もいらっしゃるそうです。
今回の募集要項にロールプレイングの記載はありませんでしたが、突然実施されるということがあるのでしょうか。気になりますね。
大半の受験者にとって教員採用試験への負担を少しでも減らしたいのは正直なところだと思いますが、とはいえ、課題解決への対応力は、現場に立つ教師にとっては欠かすことのできない指導力の1つです。
試験の有無関係なく、身につけておくことを強くおすすめします。
ロールプレイングの概要と対策とは?
徳島県が求める教師像とは
徳島県では、子供に対する惜しみない愛情をかけることはもとより、
・専門職としての高度な知識や技能
・豊かな人間性や社会性などの総合的な人間力
を備えた教員を求めています。
徳島県教育大綱の中身は絶対に抑えておこう
徳島県で実施される個人面接試験では、他県と比べると、県独自の政策や教育内容を問われることが圧倒的に多く、また内容も踏みこんだものだそうです。
例えば、
・教育大綱の施策から取り組んでみたいことは。
など、事前に知っていなければ答えようがない質問も。
答えらえれないときには、最終手段としてその旨を正直に伝える手もありますが、やはり県の教育に関わる詳細は知っていた方が印象的にはプラスです。
面接対策の1部として、徳島県の独自の教育政策をしっかり抑えておきましょう。
県の教育施策、県のめざす教育、重点政策を知るには、
「徳島県教育振興計画第3期」
を熟読で。想定質問に合わせた答えをまとめておくことが大切です。
個人面接の質問内容
過去に出題された個人面接(模擬授業後)における質問をまとめました。
・授業ねらいは何だったのか。
・この授業の中でICTを使うとしたらどう使うか。
・子供/生徒に意見が出して欲しい時、手立てはあるか。
・授業をしている際に気をつけた点はどんな部分か。
・わかりやすく工夫した点はあるか。
・想定学年である子供たちの予備知識をどの程度考慮したか。
・なぜ徳島県を受験するのか。
・徳島県の好きなところはどの辺りか。
・モデルとなる教師像は身近にいるか。
・面接の練習方法は。どんなところに気をつけて練習したのか。
・自分にしかできない教師の資質はあるか。それはどんなことか。
・大学院で学んだことは。
・自分自身があっていると思う部活での立ち位置。なぜか。
・コミュニケーション能力は高い方だと思うか。理由は。
・教師は特別な職業だと思うか。
・学級経営で大切なことはなんだと思うか。
・なぜ、中学校(または、選択している校種)なのか。
・苦手科目のある子供/生徒に、どんな配慮を施すか。
・子供・生徒の学力向上をさせるには、どんなことに工夫をしたら良いと思うか。
・保護者の意向に添えない場合、どうするか。
・徳島県で不合格の場合、また来年も挑戦するのか。
・学校で学べることはなんだと思うか。
・最近の子供は疲れている。学校はどう配慮すべきか。
・自己肯定感を育む一番の方法はなんだと思うか。
・自分の頃と、今の子供を比べて、欠けていると思われることはあるか。どんなときにそう思ったのか。
・子供の持ち味を活かしながら、集団生活を成り立たせるにはどうしたら良いか。
・ストレスを感じやすいほうか。自分なりのストレス解消法をもっているか。
・教師の常識は世間の非常識と言われているが、具体的にどういうことなのか。
・教師を続けるために日々取り組んでいることはあるか。
・教師は何業なのか。
・今の自分は教師として点数をつけるとしたら、何点か。
・子供/生徒に地域との結びつきの大切さを学ばせるにはどのような取り組みをしたら良いか。
・授業中にスマートフォーンの電源を切っていなかった生徒に対してどのように指導するか。
・いじめを受けている本人にいじめの相談されたら、どうするか。
民間の面接員がいる場合は、圧迫面接にようなことになることもありそうです。対応に困る質問もあるかもしれませんが、対策次第で十分に切り抜けられますので、当日は慌てないように落ち着いて試験にのぞんでくださいね。
以上、徳島県教員採用試験の個人面接対策の抑えるポイントや過去に出題された質問内容をお届けしました。
(以前の資料を参考にした部分は、内容に変更がある可能性があることをご承知おきください。)