教員採用試験の筆記試験における一般教養の対策を紹介します。早いうちから対策するのをお勧めします!
受験する自治体の出題傾向をおさえる
まず、一般教養の対策についてお話しします。
一般教養の試験範囲はとても幅広く、中には捨て問を作った方が効率がよい自治体もあります。
まず初めにすべき事は、受験する自治体の出題傾向を知ることです。
『神奈川県・横浜市・川崎市の教職・一般教養』
共同出版
共同出版から、全国の自治体の過去問が出版されています。
まず、過去3年間分くらいを解いてみて、一般教養の傾向を掴んでください。
私の場合は、神奈川県でしたが、例年出題範囲は幅広く、
国語(漢字、文学史、読解)・・・5問
音楽・・・1問
美術・・・1問
英語・・・3問
社会(歴史、地理、公民)・・・12問
数学・・・3問
理科・・・4問
という出題でした。
音楽と美術は捨てて、英語(専門です)を除く4科目(国数理社)に絞って取り組みました。
一般教養の出題レベルは高校入試レベル?
また、神奈川の一般教養を解いている内に、だいたい出題レベルが県立高校入試レベルだということに気付きました。
そこで高校受験用の過去問を買って定期的に取り組みました。
『神奈川県公立高校6年間入試と研究』
声の教育社
分からないところが出てきたら、参考書で確認といった感じの勉強法です。
幸運にも私は学生時代、塾で理科以外の教科全てを教えていましたので、理科以外はそこまで苦労は感じませんでした。
とは言っても、忘れていることも多かったのですが・・・。
高校受験の過去問は、一般教養対策としてオススメします。
また、ゼロから一般教養対策を始める人は、数学、理科は早い段階から取り組んだ方がいいと思います。
自分の苦手分野を知る
私は理科が大の苦手でしたので、こんな本も購入しました。
『受験生の50%以上が解ける落とせない入試問題』
旺文社
中学生の半数以上が正解する問題です。
中学生に負けるか!の思いで頑張りました(笑)。
この問題集はとても良くできていて、非常に役に立ちました。
一般教養の問題形式に近かったです。
このシリーズは他の教科も出ているのでチェックしてみてください。
直近の出題傾向からピンポイントで対策
文学史は毎年出ている傾向でしたので、購入しました。
『10日で確認新・日本文学史チェックノート 』
日栄社
スキマの時間に眺めたりして活用しましたので、ヨレヨレです。
また、文学史年表をトイレに貼って覚えました。
一般教養は早い段階から取り組むのがベターです。
なぜなら、直前期などは教職教養の勉強などに押されて手がつけられなくなるからです。
また、範囲がとても広いので、効率が悪い分野でもあります。(テストの点数に結びつきにくい)
ですので、しっかりと傾向を押さえて、早めの対策を取ってください。